出会いがなく、オタクが出会うならマッチングアプリしかないと思っているだろうか。
そんなことはない。オタクにはオフ会がある。
いつも参加しているオフ会にもたくさんの出会いがあるのだ。
マッチングアプリではなく、オフ会が良い理由・おすすめなオフ会をまとめてみた。
出会いを求めるオタクの役に立つ記事なら嬉しい。
・出会いが少ないオタク
・恋人が欲しい、結婚したいオタク
・マッチングアプリを使わずに出会いたいオタク
オタクはマッチングアプリで出会うべき!?出会いを求めるならオフ会へ!
オタク、それは漫画・アニメ・ゲームなどジャンルは様々だが、夢中になる何かを持っている人間のことである。オタクは二次元が好きというイメージがあるので、恋愛や出会いには消極的だったり、興味がなかったりするイメージもあるかもしれない。しかしそれは大きな間違いで、オタクにもそうでない方と同様、恋愛や出会いに積極的な人、興味がある人が沢山いる。ただ、オタクは大人になってから急になることはあまりないので、昔から夢中になれるものがあった分、恋愛や出会いに少し疎くなってしまった、という人は多いかもしれない。恋愛の仕方が分からなかったり、出会いたくてもどこで出会ったらいいか分からないまま30代になってしまった、というオタクもきっといるだろう。趣味が偏っているので、普通の人とはなかなか話が合わないこともある。そんなオタクにおすすめしたいのが「オフ会」での出会いである。
オフ会は、オンラインの反対で、共通の趣味を持つオタクがオフライン、つまり実際に集まる会である。オフ会に持つイメージはどのようなものがあるだろうか。たとえば「危なそう」「会ったらがっかりしそう」といったマイナスイメージを持つ人もいれば、「友達ができそう」「仲間を増やせそう」といったプラスのイメージを持つ人もいるかもしれない。実際にオフ会を何度もしてきた私からすると、オフ会は非常に楽しいもので、なおかつ男女ともに出会いに繋がりやすいものと言える。もしもあなたがオタクで、出会いがない、出会いたいと思っているのなら、オフ会に参加することをおすすめする。オフ会には出会いが存在するのである。
オタクにマッチングアプリではなくオフ会がおすすめな理由
その理由は以下のとおりである。
1.共通の趣味があるので話しやすい
当然のことだが、好きなものについては誰でも話したくなるし、興味を持って聞くこともできる。初対面の人と話すのが苦手、という人でも、好きなものについて語れる場があればいくらか饒舌になるものである。話しやすい人という好印象を持たれれば、そのまま自然とカップルになることもある。同じものが好きというだけで、お互いに好印象を持つ可能性が高まるのである。
2.出会いに積極的な人が集まる
こう書くと誤解を受けそうだが、決して下心のある人が集まるという意味ではない。オフ会に行ってみようと思うオタクは、「人と関わろう」という意思を持って参加している。誰とも関わりたくないというオタクであればそもそもオフ会に参加しない。もちろん皆が皆、恋愛関係を求めているわけではないが、それでもオフ会に来るオタクには少なくとも、人と接したいという気持ちがあるため、出会いに繋がりやすい。
3.ヤリモクが少ない
これは女性に対してのメリットである。婚活や街コンなどの出会いの場は、性的な関係のみを求めるヤリモクが少なからず存在する。それに比べてオタクのオフ会は、全く知識のない人は参加が難しいため、そういった存在が少ないと言えるだろう。もちろん全くいないとは言い切れないが、ヤリモクがわざわざオタクの知識を仕入れて参加することは考えにくい。
4.オタクを隠さなくてもいい
これは「パートナーにオタクを明かすか」という、オタクにとっては結構重要な問題への対応である。私の友人女性に、某スマホゲームの男性アイドルを猛烈に推している子がいる。彼女は最近結婚したのだが、その相手は全くオタクではなく、付き合った当初はオタクをひた隠しにしていた。彼女いわく「きっと気持ち悪がられる。完全に拒否されたら別れざるを得ないし、理解があってもこんなにハマってることは言えない」そうだ。彼女の場合は、パートナーに理解があったためそのまま結婚したが、堂々とライブDVDを見たりはできないそうだ。オフ会で出会っていれば、お互いにオタクなので隠す必要が全くない。これはオタクにとって結構気持ちが楽になると思われる。
以上4点が、オフ会での出会いをおすすめする理由であり、オフ会での出会いはあるという理由でもある。私自身、実はオフ会で出会った人間の一人である。私はどちらかというとオフ会を主催するのが好きだった。SNSのプロフィールを見て直接メッセージを送り人を集めた。地方に住んでいることもあり、オフ会メンバー募集の掲示板などは活発ではなかったため、数打てば当たるの精神で、集めたい人数の倍くらいのメッセージを個別に送っていた。初めは人数も少なかったが、何度か繰り返すことで人数が増え、オフ会のメンバーの中でも何組かカップルができたり、結婚したりすることもあった。私自身もそこで出会った人と結婚している。おかげで周りはオタクのカップルだらけなので、みんなで集まったり遊んだりすることも、結婚後も続いている。
もしオフ会に興味があり、そこで出会いたいという方にアドバイスしておきたい。
オタクがオフ会に参加するときのアドバイス
1.自分に合ったものに参加する
オフ会と言ってもその種類は様々である。できれば、自分が本当に好きなジャンルのものに参加したいところ。そうでなければ話についていけなかったり、あまり楽しめなかったりする可能性がある。誰かが主催するものに参加するときは、その内容が自分に合っているか、よく確認した方がいいだろう。参加するオフ会を選ぶのが第一のハードルである。
もしも自分に合ったものがない場合は、自分で主催するのがおすすめである。主催というとハードルが高いように思うかもしれないが、少人数(4人程度)からスタートすると、案外楽しく話ができたりもする。人見知りというのは、大人数が苦手なだけだったりすることもある。オフ会を何度もしてみて思ったが、人は大なり小なり人見知りなので、誰でも初めは緊張するものだ。いっそ主催した方が、既に仲良しの中に入っていくプレッシャーがなくて楽なものである。自分の好きなようにルールを決められるので、「30代限定」「ゆるいオタク限定」などの制限もかけやすい。3人でも4人でもぜひ試しにスタートしてみよう。そこから徐々に人を増やしていくと、出会いの幅も広がっていくだろう。
自分の好きなものがマイナージャンルであったり、性別の偏りがある場合は、少し工夫が必要かもしれない。そのジャンルそのものだと人が集まらない可能性がある。そんなときは少し範囲を広げてみよう。「スマホの乙女ゲーム」が好きなら「スマホのシミュレーションゲーム」、「男臭い熱血ものの漫画」が好きなら「少年漫画」など、範囲を広げて、趣味の近いオタクと交流してみるといいだろう。
また、オタク趣味が結構幅広いという人は、あえて異性受けするものに参加するのも出会いに繋がりやすくなるのでおすすめである。女性なら、バトル系のゲームや少年漫画であったり、男性ならシミュレーションゲームや女性受けするアニメなど、異性が好きなジャンルのものに参加してみてもいいだろう。もちろん全く知識なく行くのは逆効果なのでやめておこう。あくまで好きなものに参加するのが基本である。
2.文面は丁寧に
オンラインから始まる出会いなので、メールなどのやり取りは丁寧すぎるくらいでちょうどいい。自分が主催してオフ会のお誘いをするにしろ、開催されているオフ会に参加するにしろ、直接会うよりも丁寧な文面を心がけよう。文章がぶっきらぼうだったり雑だったりすると、実際会った時の印象も悪くなってしまう。最悪マナーがなっていないとみなされ、参加することすらできなくなってしまう。顔の見えないやり取りだからこそ、実際よりも丁寧にしておくことをおすすめする。
3.身なりは清潔に
いざオフ会、となったときに気をつけていただきたいのが、身なりである。私が参加したオフ会で困惑したのは、上下スウェットで来た男性。カラオケと晩ご飯だったが、カラオケはともかく晩ご飯に一緒に行くのはちょっと恥ずかしいなと思ってしまった。何となく次回は来てほしくないなという印象を受けたし、その後の集まりには来なくなった。あとは、ゴスロリの女性。そういう集まりなら問題はないが、突然だとちょっと面食らってしまう。こだわりがあって着たいのであれば、主催者に許可を得るのが無難だと思う。服装にあれこれ言うのもナンセンスかとは思うが、人間第一印象が肝心なので、出会いを求めるならなおさら、清潔感のある格好をしていくことをおすすめする。オタクがダサいという時代は終わっているし、少しでもよく見られる努力をするに越したことはない。たとえセンスに自信がないにしろ、よれよれ、ぼろぼろの服を着て来たり、寝間着で来たり、ぼさぼさの頭で来たり、最低限の清潔感もないようであれば、出会い以前の問題なので気を付けよう。
4.とにかく楽しもう
オフ会に参加することができたら、一番大切なのは自分自身が楽しむことである。好きなことについて語ったり、人の話を聞くことはきっと楽しい。楽しそうにしている人は魅力的に見えるものだ。せっかく参加したのなら、緊張して何も言えずにいたり、人の話をつまらなさそうに聞くのはやめ、できる限り積極的に楽しむようにしよう。その姿を素敵だと思ってくれる人がいるかもしれない。オフ会に参加する人は皆、自分の好きなものがあって、それについて話している姿はとても楽しそうなのである。もちろん、自分だけが楽しむのではなく、周りの人への配慮も忘れてはいけない。自分の話もしたら人の話もきちんと聞こう。それぞれが楽しく話すことができれば、オフ会は成功である。
次に、出会いにおすすめのオフ会の内容をご紹介していきたい。ジャンルはもちろん好きなものを選んでほしいが、何をするかも重要である。自分が主催するときの参考にもしていただければと思う。
オタクにおすすめな3つのオフ会
1.ランチ
シンプルに好きなものについて話しながらご飯を食べる、というタイプのものである。一番話しやすく、夜よりも安全な印象がある。
2.カラオケ
アニメやネット音楽が好きならカラオケも楽しめるだろう。歌が下手でも楽しむ気持ちが大切である。難点はあまり周りの人と話せないことなので、カラオケの後にご飯に行くのがいいだろう。
3.体験系
ゲームオタクなら一緒にゲームをする、麻雀漫画が好きなら一緒に麻雀をする、など、そのジャンルに関することができるなら、確実に楽しめるだろう。口下手でもある程度仲良くなれるので、参加もしやすい。
ここまでオフ会のいいことばかり紹介してきたが、オフ会で出会うときには注意してもらいたいこともある。
オタクがオフ会で出会うときに注意すること
1.初めて会う場合は、複数で会うこと
基本的にオフ会は複数で会うイメージがあると思うが、オンラインで仲良くなって2人で会おうというケースもあるかもしれない。相手がどんな人間かもわからない状態で2人で会うのはおすすめしない。どんなに文面上は良い人であっても、危険な人間である可能性も潜んでいるのである。特に女性は注意しすぎてもしすぎることはない。いわゆるヤリモクであったり、宗教の勧誘、ストーカーなど、色々な可能性があることを決して忘れてはいけない。
2.個人情報を明かしすぎないこと
上記に同じく、初めのうちは少し警戒しておく方がいいだろう。住まいやフルネームなど、具体的に明かさなくても仲良くはなれるので、プライベートなことをあまり話しすぎないこと。悪用される可能性がないとは言えないので、仲良くなってからそういう話をするのがいいだろう。
3.特定の人とばかり話さないこと
オフ会に関わらず、複数人が集まる場では、同じ人とばかり話す行為はあまり良く映らないものである。できればいろんな人とまんべんなく話すことをおすすめする。もちろん本当に関わりたくないような人がいれば無理する必要はないが、色々な人と話しておくとそれも人付き合いの練習になるし、話の種になったりもする。
おわりに
オフ会には本当にたくさんの出会いがある。30代の出会いがないと嘆くオタクにこそ、男女問わず参加してみてほしいものである。好きなものや夢中になれるものがあるということは素晴らしいことである。その趣味を活かして出会いに繋がれば、きっともっと楽しくなるだろう。30代になると新しい出会いも減っていき、色々なことが億劫になるかもしれないが、好きなものについて話すことができるのなら、モチベーションも上がるのではないだろうか。出会いを求めにオフ会に行く、というのでももちろん良いと思うが、自分が楽しむため、新しい刺激を受けるため、と考えると、あまり気負いせずに楽しめるのではないかと思う。オフ会での新しい出会いを楽しむことができれば、そこにオタクの出会いは必ずあるだろう。恐れずにぜひオフ会に参加してみてほしい。